2019年上半期(1〜5月)に僕が読んだ本一覧

Sponsered Link


今まであまり本を読む習慣がなかったのですが、2019年前半(1~5月)はかなり本に接する機会が多かったです。
自分のメモも兼ねて、こちらに読んだ本とプチコメントを残しました。

読んだ本を公開すると僕の知能レベルがバレてしまいますが…苦笑

知識・教養系

「学力」の経済学

ここ最近、読んだ本で最も興味深く、自分に子供が生まれた時にまた読み返したいと思う1冊。
経済学の実際の実験やデータをもとに、どう教育政策があるべきか、どう教育すべきかのヒントが得られる。

「ペリー幼稚園プログラム」や「マシュマロテスト」の部分が特に好き。
「教育」に関わる人には、ぜひ触れて欲しい。

created by Rinker
¥1,728 (2019/08/26 09:25:48時点 楽天市場調べ-詳細)

「原因と結果」の経済学

自分がデータを集めて研究するときや、研究結果を読むときに意識したいなと思う視点の数々。
ビジネスシーンでの仮説検証などでも使える。

イメージが湧きやすくて、非常に読みやすかった。
志望理由書を書く前のAO推薦入試を受ける前の高校生などが、目を通しておくと、非常に良いなと思ったので、塾生にプッシュしていきます。

created by Rinker
¥1,728 (2019/08/26 09:25:49時点 楽天市場調べ-詳細)

これからの「正義」の話をしよう

世界史の10人

ナポレオン三世や始皇帝などの活躍を知れて、より深く学びたいと思った。
そもそもの歴史的知識が浅いので、理解するのに困ったところもあったが、ネットで調べながら読み進めて、非常に楽しかった。
「歴史(特に人物史)に触れたいなぁ」という方は、手に取ってみると良いかと。

created by Rinker
¥820 (2019/08/26 17:36:13時点 楽天市場調べ-詳細)

ママは悪くない!子育ては“科学の知恵”でラクになる。

漫画形式なので、すぐに読めるし、分かりやすい。
子育ては大変というイメージが強いけど、こういった科学的な知識が広まって、余計な不安を持たず自信を持って子育てする人が増えて欲しいなぁ。

僕も子育てするときに読み直そう。
幼児教育に関係ない人も、子育て前に読んで欲しいな。

1分間ピケティ 「21世紀の資本論」を理解する77の理論

きっと原著は良いのだと思うけど、内容が薄く、同じことの繰り返しでこの本は微妙だった。
ただ、繰り返してくれたおかげで、「富むものが富んでいき、所得格差は広がっていく」という理論は染み付いた。

created by Rinker
¥1,028 (2019/08/26 17:36:13時点 楽天市場調べ-詳細)

刑務所改革 社会的コストの視点から

刑務所の内部のことを考える機会は少なかったので、終始、興味深い内容だった。その中で、刑務所は「罰する機関ではなく更生する機関」であるべきだと僕も思うようになった。

ニュースで流れるのは殺人などが多いが、窃盗の発生件数と比べると0.05%であり、窃盗や覚醒剤所持などが圧倒的に高い。確かに考えたら分かるけれども、なんとなく認識がずれていたことを自分の中で訂正できた。

国民の資金を使用して運営されている刑務所であり、出所した後の人々が自分たちの生活に関わるという点も考え、僕たちは刑務所の仕組みや更生のカリキュラムなどにもっと関心を持つべきだと思う。

刑務所改革 社会的コストの視点から 集英社新書 / 沢登文治 【新書】

知識の整理系

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?

要点は3つで「サイエンスのコモディティ化」「消費者の欲求が自己実現欲求へ」「倫理」である。
ここでいう美意識は音楽や絵画もそうだけど、”公共哲学”的な正しいか否かも含まれる。

DeNAの医療メディアの失敗や、マッキンゼーのデザイン会社買収、ユニクロや無印のデザインでの勝利など具体例があり、それが「なるほど!」と思わせてくれた。

知の編集工学

比喩や示唆に富んでいて、僕には正直、読みにくかった。
ゼミの輪読で読んだが、読解力に乏しくて悔しかった。
また忘れた頃に、もう一度読み、その時には批判的思考や、より深い解釈ができるようになりたい。

created by Rinker
¥885 (2019/08/26 19:21:40時点 楽天市場調べ-詳細)

思考の整理学

1月のアフリカ旅中に読み、当時、混乱していた僕の思考を整理するのにタイムリーに役立った。
「一次情報を集めるだけではなく、抽象的な視点から考えるフェーズだ」という意思決定に繋がった。

「グライダー」「熟成」などの比喩が分かりやすく、他者にも説明しやすい。

created by Rinker
¥561 (2019/08/26 19:21:40時点 楽天市場調べ-詳細)

 

自伝・人物史系

SHOE DOG

アディダスとプーマで既に出来上がったスポーツシューズ業界に殴り込みをかけて行くストーリー。
日本との関係も意外だったが、資金や人事面で何度も危機に面しながらも成長をしていく会社に興奮した。

ナイキも小さな会社から様々な危機を乗り越え、勝負をして今があると思うと、勇気をもらえる。

我が闘争

ホリエモンが刑務所の中にいる際に、幼少期からの出来事を振り返る話。
彼にも初めて事業計画書を書く瞬間があったわけで、そこからの事業展開や老朽化したあらゆる仕組みに一石を投じて行く姿に刺激を受けた。

彼がパンの仕分けのバイトをしていた話や、女の子と話すのが怖かった時代のことを聞いて、もともと生まれた瞬間から激動のサクセスストーリを歩んできたわけではないのは、響いた。

かつ、ボーダフォン買収を模索していたり、楽天と球団獲得争いをしていたりと孫正義氏や三木谷氏と並ぶ勝負も垣間見れて、ライブドアすごかったんだな…としみじみ思う。

吾人の任務

G1カレッジなどでお世話になっていた堀さんが、どういった人生を歩み、どんな思想を持っていらっしゃるのかを知れて良かった。
グロービスの誕生やシード期向けのVC立ち上げなどの一貫性のある思考と実現力を尊敬する。

また、本の冒頭などで周りからの見られ方や感謝への意識の向け方が、他の本より顕著で僕にとって新鮮だった。

孫正義名語録

ブロードバンドの際のことや、まずはナンバー1(深さではなく面を取りに行く)という意味が理解できたし、挑んで行く姿勢に刺激を受けた。読みやすいけど、自伝ではないので、孫さんの魅力が垣間見れるくらいで終わってしまう。

個人的にはソフトバンクアカデミアでの孫正義さんの発言がかなり多く引用されており、僕ももっと積極的に参加しようと思った。

五体不満足

昔に読んだことがあるかも知れないけど、あまり覚えていなくて再読。
乙武さんがどのような人生を歩み、周りにどう影響してきたかが分かる一冊。

ご両親の関わり方に感心したり、乙武さんの心の強さに驚いたり、周りとの関係に感動したりと心が忙しかった。
特に最後の大学生の部分を読むと、今の僕らの活動と似ている部分もあり、遠かった存在が急に近く感じられた。

リクルートのDNA

江副さんの思う先輩の経営者(セコムの飯田さん、セブンの鈴木さん、ダイエー中内さんなど)の列挙や簡単な考察が興味深く、それぞれ著書などを読みたいなと思った。それらの僕にとっての古き良き企業も、ベンチャー時代があったわけで、僕らにも希望を感じる。笑

あとは、リクルート内の社内での文化(卒業を祝う、遺族への支援金、3年皆勤で旅行など)は興味深かった。

どういった経緯でリクルート(初期名は大学広告)の歴史が幕開け、成長してきたかの流れを知れたのは非常に良かった。また、特に最後部分の失敗例の話は参考になった。

一勝九敗

ファーストリテーリング(ユニクロやGUの会社)のCEOである柳井さんの本。
IT界隈の人ほど目立つ動きをする方ではないが、日本を代表する経営者であり、その半生と生き方に触れれた。

歴史小説

世に棲む日日(全4巻)

吉田松陰と高杉晋作について書かれた本。
yahoo!の小澤さんに紹介していただき、読書の習慣のない僕が、本を持ち歩くようになった。
僕が今シーズン、本を手にとるようになったきっかけ。

誰からも学ぶ松陰の姿勢と、破天荒で時勢を読む力を持つ晋作の生涯を知れて良かった。
作者の司馬遼太郎いわく、革命家には3種類あるらしい。

本の中の言葉ではなく、僕が解釈したものは
革命の機運を作る「松陰」的な人
旗を立て、人を惹きつけ、既存の概念を壊す「晋作」「龍馬」的な人
新しい価値観を創造して実行する「伊藤博文」「山縣有朋」的な人

竜馬がゆく(全8巻)

時代が動くその時の流れをひしひしと感じた本。
「明治維新」は日本で最大の革命の1つだと思う。

その機運の情勢や、血が流れ、思想が動き、人がぶつかり合う中での時代の幕開け。
西郷隆盛や木戸孝允、勝海舟などの様々な人物の思想や背景にも触れつつ、学びと刺激の溢れた歴史小説だった。

革命家として、龍馬の大胆さと、先を見据える好奇心は心から学びたいと思う。

坂の上の雲(全8巻)

本当に良かったので、この本に関しては別記事を書いてみようかと思う。
日清戦争と日露戦争にまつわる歴史的事実は学びになったが、それ以上に僕は組織戦略やリーダ論を学べる歴史小説だったのではないかと思う。

また、キングダムが好きな人は、きっと手が止まらなくなる。

その他

星の王子様

星の王子様が書かれたセネガルの「サン=ルイ」のホテルにて読んだ。
皮肉や示唆に富んでおり、現代社会を生きる人と比較して考えさえられるなと思った。

ただ、愛される理由でもあると思うが、すっきりとした咀嚼や理解はできていない…

3つの真実

薄めで物語調なので非常に読みやすい。若干、スピリチュアル感があるので僕には違和感がある部分もあったけど、太い自己啓発の本を読むならこれで十分だと思う。

「まんがで読破」系

kindleで1円で購入できるキャンペーンがあった際に、購入して読んで見た。
漫画なのでサクサク読めて、内容はもちろん薄いけど、概要を理解するには最適。

「我が闘争」とか「資本論」は、原著を読むための入り口に過ぎない印象で、原著に書かれているであろう理論をもとにしたストーリーみたいな感じだった。原著を読んでみたい。

一方で、「蟹工船」「1984年」「ドグラ・マグラ」「罪と罰」などは、もともとが物語なので、その構成をもとに漫画にされているので読みやすく、読後の余韻に浸る時間も良いものだった。
できれば原著を読みたいが、興味を持つためのきっかけには本当に最適。

蟹工船

資本主義の象徴であるような蟹工船の中で起こる、社会主義に向けた動きを描いている。
行き過ぎた資本主義(搾取社会)に対する問題提起。

コーラン

イスラム教の考え方が、サラッと分かります。

罪と罰

自分の心や道徳心と対話しながらストーリーを読むと、なかなか先に進まない苦笑
歴史的な独裁者の思考にも似ているなと思うし、主人公が悪いのは大前提で、誰の何が悪いのかを考えさせられる。
(メモ:オペラのカヴァレリア・ルスティカーナに似た読後感)

1984年

行き過ぎた監視社会・共産主義の示唆に飛んだ本。
深く読み解こうとしたら奥が深いが、漫画版は分かりやすいので社会システムを考える機会になると思う。
高校生への問題提起の形で、いつか使いたい。

人間失格

このシリーズの中で一番、印象に残っている。
人の欲望のリアルがそこにあり、自分は道を外さないぞと戒めにもなった。

エミール

ルソーの教育論を一人の青年での教育を通じて、記している。
現代日本にも通ずるところは多く、自分が子育てする際に読み返したい。

ドグラ・マグラ

原作を読みたいと強く思った。日本の精神科を舞台にした本田が、不思議な世界観で、引き込まれた。

カーマ・スートラ

性や男女関係に書かれたインドの古典。
男尊女卑的な部分もあるが、今に通ずる部分もあり、こういったことをしっかり文献にするのはインドらしいなと思う。

【中古】 カーマ・スートラ(文庫版) まんがで読破/バラエティ・アートワークス(著者) 【中古】afb

まとめ

僕は本を読むのは得意ではありませんでした。
ただ、研究会を始め、様々な場面で自分の知識不足や思考の浅さを実感し、それを埋めるために本を手にとるようになりました。

とりわけよかったのは、「世に棲む日日」や「竜馬がゆく」を年始に読み始めたことで、歴史小説なので読みやすく、かつ「早く次の展開が知りたい!」という欲求が湧いており、気がついたら歴史的な知識も多少は身についていました。

ここで移動中などに読書をする習慣が生まれ、「読書欲」に火がつきました。

今後は哲学的なものや、触れたことのないジャンルにも手を伸ばしていきたいなと思います。