どえりゃあwingsが6年目に入って、設立者の僕が思うこと。

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僕が高校1年生の時、2013年に6人の高校生と立ち上げた「名古屋高校生ボランティア団体」どえりゃあwings。

もう設立から6年目に突入し、6代目に入ります。
今まで関わってくれた学生は、述べ300人くらいでしょうか。

どえりゃあwingsに関してもっと知りたいという方は、こちらをご覧ください!

どえりゃあwingsとは?〜高校生が国際協力?その魅力は?〜

2018.03.15

多くのNPOや社会貢献団体の大人の方々にもお世話になり、ぜひしっかりと今の現状を報告したいなと思い、ブログに書くことにしました。

冒頭、僕の昔話も少しさせてください。

どえりゃあwingsの当初

アピタでの活動。当時、僕が撮った写真!

僕自身が、タイの山岳民族の村を高校1年生の夏休みで訪問し、そこで国際協力に強く関心を持ったことが火種でした。

「高校生だって国際協力して良いじゃないか?」
「大人や大学生のお手伝いじゃなくて、自分たちで動こう!」
といった意気込みの中で、この団体の設立を決意しました。

人数は名大附、菊里、東邦から集まった6名の高校生・中学生。
全員が僕の知り合いで、身内の中の身内でした。

今後の継続を考えて、僕のいた中高一貫校の後輩で、中学生徒会で優秀な動きを見せていた中学3年生の子を巻き込んで始動しました。

団体初期の頃の苦労

フェアトレードイベントで最初に出店した時の写真

そもそも団体名を決めるところから苦労しましたし、募金活動1つするにしても分からないことが多く、警察署に電話して許可をどう取るのか相談したりしてました。

最初の活動は、タイの山岳民族の村を対象にした活動からでした。

募金箱や宣伝パネルを作るにしてもお金がないので、高校生の少ないお小遣いからみんなで出し合ったのが懐かしい思い出です。
その後、フリーマーケットに出店して、自分たちの不要なものを売って活動資金に換えるということをするようになります。

国際協力の活動ももちろんですが、団体内の仕組み作り(部署をどう分けるか、管理者や責任の所在をどうするかなど)や、チラシやホームページの作成など団体運営のことを1から考え、いわゆるPDCAを回し続けていたのは良い学びの時間でした。

久しぶりに団体のミーティングに顔を出す

第5期のミーティング。第6期の共同代表の2名も。

どえりゃあwingsは高校生の活動団体であり、高校卒業後は団体も卒業するということを当時の自分たちで決めました。
そのため、設立者の僕とはいえ、もう団体の活動に介入できないシステムになっています。

でも、団体の設立から6年目に突入し、6代目の代表がそろそろ決まるということで、この頃、僕は気になっていました。そして、ミーティングに顔を出させてもらうことになりました。

設立当初から3代目くらいまでは、名大附属高の生徒だったので以前から交流はありましたし、4代目も親交はありましたが、さすがに5代目になると僕は顔も名前も一致しないレベルでした。

活動場所も昔は名古屋大学のフリースペースを使っていましたが、今は栄の市民活動推進センターに変わっていました。より多様な高校生が関わるという意味で、名古屋の中心部に活動拠点が変わるのは自然の流れです。

団体運営の近況を聞いてみて驚いたこと

3期の時に開催してもらった講演会イベント

たくさんあるので、箇条書きで書きます。

全て当時の現役高校生だけが工夫して作り上げてきた結晶です。
代表はじめ執行部の任期は1年で終わるので、ここまで仕組みをアップデートしながら引き継いでいくのは相当難しいだろうなと思っています。

・団体会則がしっかりと機能しており、その変更には大会議(全員集合の会議)で可決しないと変更できないというものになっていたこと。

・(期によって質の変動はありますが、)会計報告書がしっかりと残っており、会計管理がされていること。

・フェアトレードの商品販売などで団体の収入はしっかり上がっており、実費や活動費を集めるための別の活動をしなくても良い状況になっていたこと。

・Googledriveにて第1期からの活動資料などが堆積され、ノウハウが文字ベースでは残っていること。(やはり重要な情報は非言語的な要素でしか伝えにくいものもあり、それは課題)

・今の世代で参加している高校生のほとんどが口コミではなく、ネットでどえりゃあwingsを知って見学や参加に繋がっていること。

あとはしっかししてるなぁと思ったのは
・SNSのパスワードが変更されていたこと(セキュリティの意味で大事)
・顔写真掲載の際のプライバシーを配慮してる(僕の時はそこまでじゃなかった)
などなどの細かいところも団体の執行部?(幹部)を考えていたことです。

本当に優秀な高校生が集まっているのだと尊敬します。

改めて関わってみて思ったこと

5期の代で生まれたフェアトレードクッキーのプロジェクト

国際協力に関心のある高校生が多いのは非常に良いことで、実際にその活動の舞台があり、また高校生だけで活動も行われているというのは大きな価値だと思います。

5年経って僕が思うのは…
本来の設立の目的とは異なりますが、さらに「どえりゃあwings」の価値の1つには、高校生の段階から様々な立場の学生を束ね、外部の大人の方々とやり取りする経験を積めることがあるということです。

この葛藤やカオスを調整する経験は、人生の糧になります。

また、実際にミーティングの中の雑談は「WWFに関すること」だったり」、学校の中ではそういう話題にはならないだろうなという社会問題を扱っていました。
こういったことを語り合える仲間に出会えたり、もしくは自分の興味のある分野での知らない知識を持っている同世代と出会えることは良いことだなと思います。

ぜひ、この組織は今後も続いてほしいものです。

【余談】学生活動を振り返る

学生団体ブームの波に乗り、イケイケだった時の僕

この5年間のどえりゃあwingsやその周りの環境を振り返ると、時代の流れを感じることがあります。
2013年の設立の時は高校生の名古屋の団体は1つだったと思いますが、その後2014~15年で名古屋の高校生団体ブームが起きます。

「高校生同士の学びの場を作る団体」や「ホームレス支援団体」などがあったり、東京の高校生団体の支部ができたりしていました。
しかしそれらは瞬間的にさっていき、2016年の段階では残っている学生団体はありませんでした。

2017年頃からは「旅人系」「個人インフルエンサー系」の学生が台頭し、社会問題や学生自治に興味のある学生の数は減ってきていると思います。
2018年はさらに「起業系」のブームもやってきています。

それは大学生や社会人の界隈でも共通することであり、こうして時代は流れていくのだなと思いました。

また、Facebook離れをはじめ、今の高校生の使っているSNSが僕と違ったり、ネットとの距離が近くて、そういったところで世代間の感覚の差は生まれるのだろうと実感しています。

最後に

どえりゃあwingsを5年前に設立して、本当に良かったなと思っています。
この団体を通じて、どれだけ多くの方や途上国の方々に貢献できたかは分かりませんが表面的には様々なアプローチを実行できています。(今回のブログではその詳細には触れませんでしたが…)

それと同時に高校生の学びの場、コミュニティ形成の場として機能していると思います。

今まで団体に関わってくれた全ての学生の方に感謝です。
ぜひ大学や社会に出ても、何かの分野で社会問題を考える機会を持ち続けてほしいなと個人的には思います。

また、多くの関係各所の大人の方々には、ご迷惑やお世話をおかけしてきました。
高校生の活動でご不便をおかけすることや、必要以上にお手数をおかけすることもあったかと思います。

いつも本当にありがとうございます。

社会で活躍する若者を育成する機会でもあるとご理解いただき、今後も時に厳しく、どえりゃあwingsと関わっていただけたら大変嬉しく思います。

吉野個人としましても、高校生自治を侵さない範囲で関わり、これからの高校生の応援をし続けたいと思っています。