僕が高校1年生の時の夏。(当時16歳)
海外に短期留学する友人がおり、羨ましかったことを覚えています。
でも、色々あって僕はタイの山岳民族の村へ行くことに。
当時は「国際協力」には興味はなかったし、
発展途上国に行ったことも、イメージもなかったです。
バンコクで乗り換え、チェンマイの空港へ。
空港からは車で向かい、途中からは道無き道を進みました。
時間感覚はもう忘れてしまったけど、1〜2時間は歩いたはず。
現地NGOのスタッフさんが、このように道を作って案内してくれました。
そして着いたのはこの村。
僕が初めてやってきた発展途上国での1泊目はこの村。
電気やガス、水道はなく、道には動物の糞がたくさん落ちています。
竹でできた高床式の家の下には、家畜の豚や鶏が飼われていて、
朝目覚めるときは真下から聞こえる鶏の声でした。
「TVで見るような光景が目の前に広がっている!」
「本当にこんな世界があるのか!世界は面白い!」
そう思ったきっかけでした。
何を見るにも新鮮で、ワクワクしていました。
そして、いわゆる「ボランティア」っていうのもしました。
こちらはトイレを作成している様子。
穴を掘っている当時の僕です。
これがトイレの穴になります。
その隣にコンクリートで、トイレの個室の部分を作ります。
汗まみれになりながら、同じNGOのツアーに参加した方々と力を合わせて作りました。
この後、こんな感じになっていきます。
僕は思っていたよりも簡単に形になって行く姿に驚いたのを覚えています。
そして、僕が国際協力に興味を持った一番のきっかけ。
家から持参した鉛筆を村の子供達にプレゼントしたのです。
これでもか!!というくらい、みんな喜んでくれました。
その時の写真がこちらです。
今でも僕のFBの壁紙はこの写真です。
「こんな僕でも人の役に立てるのか!」
ポンコツだった僕は、ここでリアルに、
しかも遠い国の自分とはかけ離れた生活をしている彼らに
何か貢献できたことが最高に嬉しかったのです。
「もっと世界を知りたい」
という欲と。
「もっと誰かの役に立ちたい」
という想いを抱きました。
この時に「国際協力」という言葉を知り、今の自分があります。
当時はJICAもNGOもよく分かってなかったし、ここから興味を持って学ぶようになりました。
そして、この体験が「名古屋高校生国際ボランティア団体-どえりゃあwings」の立ち上げに繋がります。