小学生の時に香取慎吾が主演の西遊記がドラマでやっていてた。
その影響で、西遊記や天竺、孫悟空などの名前は親しみがある。
孫悟空に関してはドラゴンボールの印象もあるが、猪八戒や三蔵法師などの登場人物も何となく覚えている。
さて、彼らは一体、どこを目指して旅をしていたのか?
答えはブッダガヤにある!?
その中で考えたことを調べて、まとめるてみた。
そもそも、釈迦はヒンドゥー教の神様?
その釈迦が悟りを開いた土地がここ?
そんな謎を解いてみようかなと…
ブッダガヤとは?
一緒にブッダガヤを訪れた旅革命Beyondの仲間たち(このページの写真は自分or仲間撮影)
インドの都市の1つ。
デリーからだと電車で約11時間、コルカタからは約8時間に位置する。
正確には「ガヤ」と言う大きな駅から、オートリキシャなどで30kmほどの距離にある都市。
このブッダガヤは、タクシーを目的としたオートリキシャの乗り入れは禁止らしく、電気のリキシャが走っている。
他のインドの地域の騒音から離れ、静かに落ち着いた街。
栄えているとはいえず、本当に観光客は来るのかな?と言う印象。
そして僕は、この地が西遊記で登場する「天竺」であり、三蔵法師一行が目指した場所と聞いた。
敵だらけの中の仏教遺産?
ここのブログに世界遺産の寺院や菩提樹の写真がないのは、そもそも敷地内にカメラやスマホの持ち込みが禁止で写真が撮れなかったためだ。
しかもカバンもスマホも、外の施設で無料で預かってくれるシステムになっている。
他のサイトから撮ってくるのは面倒なので、ぜひ気になる方は自分で画像検索をかけてください。
そうか、仏教はマイノリティーなのか。
インドは8割がヒンドゥー教で、次にイスラム教、キリスト教と続き、仏教徒の人口は1%にも満たない。
調べたところ、実際に2013年に爆発テロ時間が起こっている。
イスラム過激派の犯行らしく、その時の警備の人数は4人だったとか…
釈迦が悟りを開いた土地
ブッダガヤ中心部の地図
ブッダガヤは釈迦が悟りを開いた土地として有名だ。
この地の菩薩樹の下で悟りを開いたとされる。
その釈迦が悟りを開いた菩薩樹は観光名所となっており、また世界遺産のマハーボーディー寺院のすぐそばにある。
正確には今ある菩薩樹は挿し木によって受け継がれている3代目らしい。
敷地に足を踏み入れると、迫力あるマハーボーディー寺院が出迎えてくれた。
また、それを囲むように瞑想や御経を唱える仏教徒が多々いた。
その様子から、ここを三蔵法師が目指したのか!と納得してしまった。
(納得してしまった…という表現にも理由があり、記事後半に説明を…)
ブッダガヤには多数の国寺院が存在する
ブッダガヤの日本寺
さらに「ブッダガヤ=天竺説」を裏付けるかのように、バングラデシュ寺院、中国寺院、カンボジア寺院、ミャンマー寺院、モンゴル寺院など各国の寺院が点在している。
もちろん、日本寺もある。
外見も内装も匂いも日本の寺そのものであった。
調べてみると、この日本寺は様々な宗派が、宗派の壁を超えて力を合わせて作ったとのこと。
釈迦の力…すごいな…それは…
また、その近くには「グレードブッダ」と呼ばれる大きな大仏もあった。
こちらはマハーボーディー寺院に次ぐ、ブッダガヤに人気観光スポットになっていた。
釈迦はヒンドゥー教の神様は本当か?
グレートブッダの前で、ネパール人の御一行と
ただ、多神教のヒンドゥー教にとっては、釈迦もその1つだと聞いたことがある。
この類の話は諸説あるので自分で調べて欲しいが…
ヒンドゥー教の多くの宗派では、10人の神の化身の10番目の化身が釈迦らしい。
だから、ヒンドゥー教と仏教は敵対するものではない。
あと、この真意は確かではないが、ムンバイの世界遺産・エレファンタ石窟院でガイドに教えてもらった興味深いことがある。
神様を意味する「GOD」もヒンドゥー教の神様の頭文字から来てると彼は言っていた。
ブラフマー 創造の神(Generator)
ビシュヌ 維持の神(Operator)
シヴァ 破壊の神(Destroyer)
だから結局、世界の宗教はヒンドゥー教に繋がっている的なことを言ってた。
では天竺とはなんだったのか?
調べたところ、おそらくこのあたり
中国のお坊さん玄奘(後に三蔵法師)の旅行記「大唐西域記」が西遊記のモデル。
そのゴールである天竺を目指したのは、仏教の本場で仏教を学ぶため。
僕はインドからの帰国後、この記事を書くために聞いたことや軽く得た知識の裏をとるためにネットなどで情報収集をしていたら…
衝撃的な事実に気づいてしまったのです。
三蔵法師は確かにブッダガヤのこの地も訪れているが、最終目的地はここから3時間の「ナーランダ僧院」だったらしいのです。
おぉ…と言うことは、僕が言ったのは天竺ではなかった…。
この事実を知って…
ガヤ駅で牛が綺麗にゴミ箱を漁っていた写真
いや〜完全に天竺だと思ってブッダガヤ滞在してました。
恥ずかしい。でも、気付いてよかった。
めっちゃ勉強になった滞在には変わりませんが…
やっぱり、特にこういった記事を書くときはしっかり調べることが重要だと思いました。
惑わせてしまって申し訳ないです。
ぜひ、みなさんが行かれるときは本場の天竺へ!